用途別の実例 · 架空入力による計算例
窓の温度を3つ比べると、露点差をどう読める?
窓の表面温度を変えた3条件を保存すると、同じ空気のまま表面だけが変わるときの判定差を見比べられます。
ここで使う20℃・湿度50%・表面温度8℃/10℃/12℃は説明用の架空入力です。実際の窓を測定した結果でも、結露を再現した実験でもありません。
目的:露点からの距離を条件ごとに見る
温湿度計の気温と相対湿度から露点を求め、別に測った窓ガラスの表面温度と比べます。画面の「条件内」は、表面温度が計算上の露点以下かどうかを表します。
入力例と期待結果
気温20℃・相対湿度50%の露点は、実装のMagnus近似で9.270085…℃、画面表示では9.3℃です。表面温度との差(表面温度−露点)を計算すると次のようになります。
| 表面温度 | 露点との差 | ツールの表示 |
|---|---|---|
| 8.0℃ | −1.270…℃(約−1.3℃) | 露点ベースの結露条件 |
| 10.0℃ | +0.729…℃(約+0.7℃) | 入力値では条件の外 |
| 12.0℃ | +2.729…℃(約+2.7℃) | 入力値では条件の外 |
計算の見方:気温20℃・湿度50% → 露点9.270…℃。表面10℃なら、10 − 9.270… = +0.729…℃です。
ツールで3条件を比べる手順
- シミュレーターで気温を20℃、相対湿度を50%、表面温度を8℃にします。
- 結果の露点が約9.3℃、状態が「結露条件」になることを見て「この条件を保存」を押します。
- 表面温度を10℃に変えて保存し、続けて12℃に変えて保存します。気温と湿度は変えません。
- 下の「保存した条件」で3件の表面温度、露点差、状態を見比べます。保存は最大6件です。
この結果から言える範囲
この例では、入力値上は8℃だけが露点以下です。10℃と12℃は露点より高い条件です。これは計算ルールを当てはめた結果で、実際の水滴の発生や建物の状態を確定するものではありません。
測定器の誤差、測る場所や時刻の違い、窓面の場所ごとの温度差などは、この入力だけでは評価しません。現場の値として使う場合は、測定器の説明書に沿って空気と対象面をそれぞれ測ってください。
出典と次の確認
露点の定義と相対湿度の説明は、米国 National Weather Service「Dew Point vs. Humidity」を参照しました。露点計算の式の基礎となる飽和水蒸気圧の式は、National Weather Service の計算資料に示されています。このページの具体的な数値は本サイトの計算コードで確認した架空例です。